風呂敷には改まった晴れの日に着物姿で使うものという
イメージがあるのではないでしょうか。
しかし最近では有名ブランドのデザインのものも増えてきています。
たたんでバッグに忍ばせておいてもオシャレですし、
目を惹くデザインは包んで手に持てば絵になりますよ。
そして、最近ではデザインだけでなく使い方も
オシャレになってきています。
また捨てない包装紙としてエコとも言えます。
風呂敷のことを考える。
日頃なにげなく見ていたものが特別になる瞬間を風呂敷を使って考えてみませんか?
家に風呂敷ってたくさんありますよね?
ただ20代~30代は風呂敷に触れることがすくないのではないでしょうか?
日本の伝統?容易に使える?風呂敷はいろいろな結び方で、バックやインテリアにと、アレンジして使える?
そういったことは一概に言えないですよね?だからこそふろしきを毎日使う。布で包むことだからこそ今までの風呂敷への概念が変えましょう。
アレンジしてバッグとして使ったり、バッグの中身を整理する
方法として、ポーチではなく小さな風呂敷を使うのです。
一番のおすすめはスーツケースの中身を風呂敷で包むことです。
どんな荷物でも柔く包み、スーツケースの中でバラバラになったり
むき出しになったりしません。
結ばずにパタパタと折れば四角くなるのでぴったりと収まるのも
嬉しいですね。
風呂敷の魅力は、華やかなデザインは手に持つだけで
外見を格段に美しくしてくれ、気の利いた使い方は内面を
魅力的に見せてくれます。
自分に合った一枚をオシャレに使いこなしてみましょう。通販でも簡単にかえるところがイイです。
「日常と非日常」は「ハレとケ」に対応!民俗学者の柳田国男が提唱した定義とは
柳田国男に代表される民俗学者の間では、ハレ・ケガレ論と呼ばれる説があります。
古くから祭りを催すときに人々に受け継がれてきた考え方です。
一般的に祭りは神様に五穀豊穣をお祈りするものです。
そのときに祭りの主催者が日常生活の悩みや欲得を持ち込んではいけません。
日常の状態をケガレとかケと称し、祭りの前には斎戒沐浴しケガレを清めます。
実はケガレは気枯れとも一説には言われ、日常で失われた気力を取り戻すため祭りは存在します。
ケガレを清めると、ハレである祭りに移行します。
祭りは神職による祭儀と村人などによる神輿による祝祭に分かれます。
ハレは非日常を表しますが、現在でも各地の祭りを見ますと、神輿を担いだ男衆が鬼気迫る表情で走り回ったり、御神体代わりの物を奪い合ったりしています。あの非日常つまりハレは、日常に戻るために気力を回復する意味合いを持っています。
柳田国男初め民俗学者が定義するハレやケは、祭りに由来するとされます。
その意味が広がり、めでたい日に着る衣装を晴れ着と称したり、赤飯や尾頭付きの鯛などを晴れの食べ物と、結婚式や卒業式、入学式などを晴れの場所として用いたりします。
一方で日常を表すケを使用する機会は祭儀以外では多くありませんが、漢字で表記すると褻となり、褻衣(けごろも)でふだん着を、褻稲(けしね)で自家食用の穀物を表します。褻納めと言えばふだん着と晴れ着を表現し、褻晴れは日常と特別な日両方を一言で伝える事ができます。