「弁護士が風呂敷を持って移動している姿」に外国人は興味津々!

外国人からするととても不思議な存在である風呂敷

そもそも、弁護士云々の前に日本以外のほとんどの国には布で
大切な物を包む習慣や、布的なもので物を持ち運ぶという
文化が有りません。

手提げバッグや篭で持ち歩くのが当たり前という概念しか
ない外国人からすると、かなりのカルチャーショックを
受けると共にクールなお洒落な印象を受けるようです。

外国では元々紙袋に物を入れて、あとは捨ててしまう価値観が
有るのに日本人は使った布を再利用するということで、
エコロジーで今風ということでクールと受け止められています。

おしゃれな包み方

ですから、風呂敷文化のある日本には昔からエコバッグが
有ったとも言えます。

元来はお風呂に入りに大衆浴場に行く際自分の荷物を
まとめられて便利ということで広まったとされています。

布だから帰ってから洗えば汚れても平気という賢い知恵
だったわけです。

江戸時代に広まったとされる説ですが、物を大切にする
誇らしい習慣、文化と言えるでしょう。

そこに利便性だけでなくお洒落度を求めて色々な色や
柄ができたとされています。

弁護士はなぜ風呂敷を使うのか

実は弁護士のみならず検察官の多くも風呂敷を使うのですが、
そもそもは大衆浴場での着替えや荷物入れに利用されていた布
を法廷に持ち込むのには大きく分けて二つの理由があります。

まずひとつは形がいかようにも出来るので、裁判に必要な書類
や様々な証拠品を持ち歩くのに便利ということです。

弁護士

裁判の内容によって大きなものや厚みのあるもの等色々
有るので、欧米型の革のバッグより汎用性が高い風呂敷
が良いというわけです。

また、使用し終わったら畳んでしまえるというのも利点と
されていて裁判の最中までは持っていなくてはいけなかった
資料などを提出し終えたら帰りはとても楽にほぼ手ぶらで
楽チンという事です。

弁護士は賢い人達ですから無駄を極力省いて必要な作業に
一番適した風呂敷を使って来て先輩弁護士から若手へと
その文化が継承されているケースが多く、中には使わない
人もいますが使う方が粋と捉えられている風潮が事実あります。