風呂敷をオーダーで購入する際にはある程度その作法と心得を
事前に知っておくことが重要です。
まず、物を包む場合には結び目を使って縛るのが一般的ですが
改まった贈答用の包みの際には結び目を作ってはいけないという
点には注意が必要です。
特に結婚祝いなどの場合とかなくてはならないその存在は縁起が
悪いとされているので絶対に避けましょう。
そのような場合に行う平包みについては祝儀の場合風呂敷の
表側を広げて中央にのし袋を置いて左を折りたたんでいきます。
そしてのし袋の上、下、右のお順で畳最後に左側にはみ出した
部分を内が泡に折り込めば完了です。
そして不祝儀の場合はこれとは逆の下、上、左の順で織るのが
正式な手順です。
また、不祝儀の場合は色味の抑えた無地のものを選ぶのが良いでしょう。
更に、差し出し方にもいくつかの注意点があります。
菓子折りなどの品物を包んで持参した場合差し出してもらった座布団などに
座る前に相手の人に渡すのが原則です。
なお、渡すときには座布団の左側に正座して荷物はさらに
その左側に置くようにしてください。
そして菓子折りを渡すときには風呂敷をなるべく小さく
広げて左手で布の左下もち右手で品物を取り出して渡します。
さらにそのあともすぐに取り出した品物を相手に突き出さず
いったん自分の手元に置きなおし、風呂敷を小さくたたんでから
両手を使って相手に向けて渡すのが正式です。
その際には自分の手がクロスを作ってしまわないように
品物の向きを適宜変えて対応しましょう。