風呂敷などで包んだものの、訪問先での渡し方にもマナーがあります。
渡すタイミングは、玄関で失礼する場合は挨拶が終わった後に、
部屋に通された時には部屋で挨拶が終わったタイミングで
お渡しします。
和室では下座側で座布団にはまだ座らずに、自分の横に包んだまま
置いておき、相手の方との挨拶が済んだあと、風呂敷から取り出し
自分の前に置いたまま、先に風呂敷をたたみます。
その後、向きを相手に正面が来るように回してお渡しします。
洋室では下に置くのはもちろんテーブルの上に置くのも失礼ですので
ソファや椅子に置きます。
挨拶が終わったら隣で中を取り出し、一旦テーブルの自分側に置き、
風呂敷をたたんで横に置きます。
改めて相手の方に向きを変え差しだします。
一言添える言葉は、つまらないものですがのフレーズは
あまり好まれません。
相手の方のことを考えて選んだことが感じられる
「評判のお菓子と聞きましたので」「心ばかりの品ですが」などが
いいでしょう。